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星に願いを(12ver)。

ビュエルバにて。

DFFverでBL書いたので
12verはNLで。



















随所に設えられた笹の細長い葉が夜風に涼しげな音を立てる。

懸命に空を見上げているドレイスにガブラスも倣って仰向いた。

天気は生憎の曇天。
今年も牽牛と織姫は会えなさそうだ。

雨が降っていないだけましと言ったところか。


空が近いビュエルバはこの時期は七夕目当ての観光客が押し寄せて、
どこもかしこも結構な人数で溢れかえっている。

そろそろ飛空艇ターミナルに入場制限がかかっているかもしれない。

それぞれの店も七夕イベントを開催していて賑やかなのは結構だが、
人混みをあまり好まないガブラスにとっては早く帰りたいと言うのが本心で。

そもそも飛空艇ターミナルに着くなり短冊とペンを押し付けられて、
願い事を書いてその辺の笹に括りつけろと強制された時点で興醒めをしていた。

だがドレイスは楽しみにしていた様で、その気持ちに水を差すのも心苦しい。

「一瞬でも良いから晴れてくれれば良いのに。」
「願い事をそう書けば良かったか。」
「・・・卿は欲が無いな。」

ガブラスをちらりと見たドレイスがくすくすと笑う。

「ガブラス。どんな願い事を?」
「別段変った事は書いていない。」
「聞いても?」

まだ笑いの余韻の残る表情のドレイスにガブラスは一瞬思案したが、
別に他人に言ったから叶わないとかその手の制約も無いのだからと思い直した。

そもそも紙に書いて枝に下げただけで願い事が叶うなら誰も苦労しない。

「帝国が安泰である様に、と。」
「・・・本当に卿は欲が無いのだな。」
「そうか?では卿は何と?」

問われたドレイスはくるりとガブラスに背を向けた。

「秘密だ。」
「俺のは聞いておいてか?」
「ああ。叶ったら教えてやる。」
「ずるいぞドレイス。」

言葉では非難しているが、口ぶりは怒っている風には感じられない。

と言うより、この下らないやり取りをガブラスも楽しんでいる様に見えた。

まるで悪戯が成功した子供の様な表情で振り向いたドレイスにガブラスが小さく嘆息する。

そして、天を指差した。

つられて顔を上げたドレイスの視界に広がったのは煌めく数多の星々-----------------

「晴れた・・・・。」
「誰かの願いが叶ったのではないか?」

他の観光客達の歓声の中、ガブラスの声が耳に、心に沁み込む。

(私の願いも、きっと叶う)

”貴方が幸せであります様に”
12/03/25改行修正



折角の七夕なので。
この作品のUPも日没の時間帯にしてみました。
変な拘り。

この手のイベントはやっぱりこの2人でしょう。
・・・と言いながら、
相手をドレイスにするかアルシドにするか
実は悩んだ。

ガブラスはイベントに動じるタイプでは無さそう。
超が付くリアリスト。
言われるまで今日が七夕だなんて思いもしなかった。

ちなみに2人とも仕事後です。

既に準備万端のドレイスが9局に乗り込んで行ってガブラスを拉致。
強制的に着替えさせてビュエルバに連行しました(笑)
勿論9局局員もグル。

ガブ「道理で矢鱈手際が良いと・・・。」
ドレ「綺麗だったな!」
ガブ「それは認める。」

星に願いを(DFFver)PageTop更新予定。

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声フェチでオッサン好きのヘタレ。
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